その名の通り、上品な甘みが身上の甘海老。実は甘海老という名は通称で、本当の名前は、「ホッコクアカエビ」という。甘海老は富山湾から北の日本海沿岸や北海道沿岸に分布している。日本海沿岸地域では「南蛮エビ」もしくは単に「南蛮」とも呼ばれる。体長は10cmほどで、約1000mまでの深海に生息し、産卵は2年に一度。秋から冬にかけて旨みが増し、1~2月が抱卵期となる。この時期は青緑色の卵も一緒に味わいたい。
【アマエビの基本データ】
分類:十脚目タラバエビ科タラバエビ属
学名:Pandalus eous Makarov,1935
地方名:ナンバンエビ、アカエビ、コショウエビ、トンガラシ
由来:身肉が甘いことから、その名が付いたようだ。
北海道 石川
晩秋~冬